生きるということは浮雲なり


冬に空を飾る雲は
誰にも邪魔をされずに泳ぎ


泰然自若、ゆったり空を漂う。
寒い、寒い街には似合わない色が




空に、イタズラを描いた!

何をしているのか、誰と遊んだのか
分からないけど。生きるという力は

縦横無尽に、あちこちに旅をすること
と似ている。記憶の向こう岸にいる人に

ある日、ふと会いたくなって
旅をするようなもの。風のように
気ままに歩くようなものだ。人は

生きることに臆病風を吹かせるが、
たまには、のんびりさ迷うのもいい!


きれいに世渡りしている人が、

たまには怖じ気づいて、ふらふらと
世の中では、さ迷うのもいい。


野宿をしたふりをしている人みたいに、
公園のベンチに寝転んで、見上げる空が
それはもう、何にもなく幸せなんだから。

飽きるまで、ベンチに寝転んで
空を眺めてる人に、幸せなんかは

あんまり関係ないみたいだ。心が
凍えそうな日に、笑えないくらい
空は、でっかいんだって。


鈴木霄



らいふれこーど

なんとなくの写真日記 乳がんから14年目、私の今と…。